展示空間が心地良い。スペインのア・コルーニャの「ア・コルーニャ美術館」に行ってきた。
磯崎新氏の「ドムス (Domus) ア・コルーニャ人間科学館」に行った後は、コインランドリーに寄って洗濯して、ア・コルーニャの街を散策。
その中で「ア・コルーニャ美術館」という美術館があったので、行ってみた。
スペインの有名建築家ホセ・マヌエル・ガレゴ・ジョルトが設計
ア・コルーニャ美術館は、知らなかったのだけどスペインでは有名な建築家ホセ・マヌエル・ガレゴ・ジョルトが設計した美術館。
少年時代にア・コルーニャに住んでいたピカソやスペインを代表する画家ゴヤの作品など、16世紀から現代までのスペインのアートが展示されている。
ガリシア地方のあまり大きくない町にある美術館だが、これらのアートを目当てに訪れる人も多いらしい。
外部空間のようなホール
中に入ったのが、閉館の20分前だったので「もう閉館だけど、本当に観るの?」って言われたんだけど、せっかくなので。
そしたら、時間ないから入館料払わなくていいって言ってもらえた。
優しすぎる。
エントランスホール自体は、昔からある建物と新しく建設させた建物の間にあるように見せていて、大きなトップライトから光が降り注ぎ、外部空間のようになっている。
ホールからひとつながりで色々なスペースがある。
レベルが異なる場所がいっぱいあり、それぞれに彫刻作品が展示されていた。
外部のような空間だからか、彫刻が際立って見える気がした。
奥に進んでもその場所に合わせた彫刻が展示されている。
ア・コルーニャ美術館は、美術教育などにも力を入れているらしく展示空間だけでなく、こんなスペースもある。
ズレながらつながる展示空間
ホールとつながる空間以外もおもしろい。
ここは地下スペースで、主に企画展を開催している。
既存の古い建物の中は伝統的な美術品が展示されていた。
階段を昇って2階へ行くとガラス越しにホールを見ながら、吹き抜けが連続する展示スペースが続いている。
主に絵画を展示するスペースが続いている。
単純なホワイトキューブではなく、その場所に合わせたカラフルな色の壁がある。
光が上から降ってくるようで明るい部屋が続き、ズレながら吹き抜けで空間がつながっている。
エレベーターホールも明るく気持ちがいい。
それほど期待せずに訪れた「ア・コルーニャ美術館」だったが、入ってみるとおもしろい展示空間が続く美術館でとても心地良かった。
磯崎新氏の「ドムス (Domus) ア・コルーニャ人間科学館」も良かったが、この「ア・コルーニャ美術館」もア・コルーニャで訪れるべき建築だと思う。
Museo de Belas Artes da Coruña – ア・コルーニャ美術館
開館時間:10:00~20:00(土10:00~14:00/16:30~20:00・日10:00~14:00)
休館日:月曜日
電話:+34 881 88 17 00
URL : http://museobelasartescoruna.xunta.gal
住所:Rúa Zalaeta, 2, 15002 A Coruña, Spain
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