レンゾ・ピアノ設計「カリフォルニア科学アカデミー」が植物園と水族館が合体した感じでおもしろい!
ヘルツォーク&ド・ムーロン設計の「デ・ヤング美術館」を観た後は、同じくゴールデンゲートパーク内にある「カリフォルニア科学アカデミー」を訪れた。
カリフォルニア科学アカデミーは植物園や水族館、プラネタリウム、また研究所などが一つの場所に集まった施設で、公園を挟んでデ・ヤング美術館の真正面に建っている。
軽やかな構造が続くレンゾ・ピアノらしい建築
2008年の大規模な改修が行われ、それを担当したのがイタリアの建築家レンゾ・ピアノだ。
細い部材を連続させて作られた建築はいかにもレンゾ・ピアノらしい。
中に入っても小さい部材を連続させた空間が広がる。
大きな柱などがないため、どこの場所に行っても軽やかさがある。
中庭はビニールハウスのように明るい。
ガラスの球体の植物園
球体のヴォリュームが2つあり、一つはプラネタリウムでもう一つガラスの球体が植物園になっている。
多分シアトルの「アマゾン・スフィア」もこんな感じになるのかなと。
中に入ると亜熱帯のジャングルが再現されていて、植物や野鳥を観察することができる。
地下は水族館
1階にはところどころに水槽があり、上から眺められる。
そして、地下に降りるとその水槽を横から見ることができる。
ここはガラスの球体の植物園のジャングルの水の中を覗ける。
熱帯の海を再現した大水槽もあり、水族館としても結構大きい。
かなり珍しいらしい白いワニもいた。
周辺の緑と溶け込む屋上空間
屋上は緑化されていて、ゴールデンゲートパーク周辺の緑と溶け込む空間になっている。
起伏に丸い窓があるのが、近未来的というかドラゴンボールの世界な感じがする。
向こう側には緑に溶け込むデ・ヤング美術館が見える。
カリフォルニア科学アカデミーは、小さい構造物が連続して軽やかに見せるレンゾ・ピアノらしい建築だった。
また、こういう自然史博物館としては世界最大と言われ、植物園と水族館が連携していて、日本ではなかなか見られない自然博物館だったことも興味が湧いた。
家族連れも多くファミリーでも楽しみやすいので是非訪れて見て欲しい。
California Academy of Sciences – カリフォルニア科学アカデミー
開館時間:9:30~17:00(日曜日:11:00~)
入館料:$29.95
電話:+1 415-379-8000
URL : https://www.calacademy.org
住所:55 Music Concourse Dr, San Francisco, CA 94118, USA
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