コールハースとヌーベル、マリオ・ボッタの3人の建築家による「サムスン美術館 Leeum」を訪問!
「アイラブ・新堂洞」でトッポッキを食べてお腹いっぱいになった後は、「東大門デザインプラザ(DDP)」ともう一つ観に行きたかった美術館に行ってみた。
レム・コールハースやジャン・ヌーベル、マリオ・ボッタの世界的な3人の建築家による「サムスン美術館 Leeum」だ。
地下鉄の駅を降りて坂を登っていくと近代的な建築が多く立ち並んでいて、どことなくゆとりがある。
東京で言えば代官山のように感じた。
3つの棟が地下でつながるユニークな美術館
レム・コールハース棟の地下へと続く入り口から入ると、トップライトから光が漏れるレセプションのスペースに出る。
ここにはチケット売り場やクローク、カフェなどが集まっている。
真上はマリオ・ボッタ棟になっているが、ここから3つの棟にアプローチする。
美術館内は基本的に撮影禁止なのであまり紹介できる範囲が少ないのが残念。
企画展が中心のレム・コールハース棟
いかにもレム・コールハースが的な現代建築は主に企画展などのために使われている。
ガラスのカーテンウォールで囲まれたホールには、コンクリート打ち放しのヴォリュームがあり入れ子のような構造になっている。
モダンアートを展示するジャン・ヌーベル棟
外壁にもローラン・グラッソというフランスのアーティストの作品が飾られ、目の前にアレクサンダー・カルダーというアメリカ人彫刻家の作品がある通り、モダンや現代アートを展示している。
ジャン・ヌーベルの独特の色気みたいなものを持った建築だ。
ジャコメッティなど日本でも著名なアーティストの作品もある。
韓国美術の国宝と宝物を展示しているマリオ・ボッタ棟
エントランスホールの真上にある円形のヴォリュームが特徴的なマリオ・ボッタ棟は、韓国国内の美術や国宝、宝物を展示している。
中央のヴォイドを中心に螺旋階段が続き、周囲に展示室があるレイアウト。
サムスン美術館 Leeum
開館時間:10:30~18:00
休館日:月曜日
電話:+82 2-2014-6901
URL : http://leeum.samsungfoundation.org/html_jpn/global/main.asp
住所:60-16 Itaewon-ro 55-gil, Hannam-dong, Yongsan-gu, Seoul, South Korea
レム・コールハース設計のソウル大学校美術館
「サムスン美術館 Leeum」を観終わってもまだ時間があったので、バスに乗って40分ほどのソウル大学に来た。
ここには、大胆なキャンチレバーが特徴的なレム・コールハース設計の美術館がある。
キャンチレバーで持ち上がったガラス張りのヴォリュームがダイナミックで迫力がある。
柱と筋交いが見えるデザインもおもしろい。
ガラスのヴォリュームは背面の立面が大きくおもしろい形をしている。
ソウル大学校美術館
開館時間:10:00~18:00
電話:+82 2-880-9504
URL : http://www.snumoa.org/
住所:ソウル特別市 冠岳区 冠岳路1(新林洞)
「東大門デザインプラザ(DDP)」と合わせて、1日でソウルの現代建築を回ってみた。
あまり観光で訪れる人は少ないと思うけど、日本にはないレム・コールハースの建築も楽しめるのでオススメだ。
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