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フェリックス・キャンデラの宇宙線研究所があるメキシコ国立自治大学(UNAM)を訪ねる。

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メキシコと言えばルイス・バラガンだが、もう一人重要な建築家がいる。

HPシェル構造を多用した構造家でもあるフェリックス・キャンデラという人物だ。

割とガイドブックにも載っている世界遺産で壁画の描かれている大学キャンパスがある、メキシコ国立自治大学、通称UNAMにフェリックス・キャンデラの建築があるので行って来た。

 

フェリックス・キャンデラの宇宙線研究所

ちょっと奥の方に行かないといけないので探しづらいし、小さいのであまり見向きもされていないこの建築がフェリックス・キャンデラの最初の作品でもある宇宙線研究所だ。

印象としては少し華奢な柱で一階部分がピロティになっているカワイイ建築だ。

現在はただの倉庫として使われていた(笑)。

この建築はHPシェル構造でできていて、平均の厚さが4cmという薄い構造でありながら1985年のメキシコ地震にも耐えた数少ない建築なのだそう。

このHPシェルはもともと宇宙線を観測しやすくするために薄くしたらしい。

今となっては単純だが、当時は特に建築のエンジニアリングの世界で注目された。

 

メキシコらしい壁画で覆われた大学中央図書館

メトロバスの駅から大学内に入ると目に飛び込んでくるのが、壁画で覆われたこの大学中央図書館で派手。

何となくアステカ遺跡みたいな雰囲気があり、いかにもメキシコの壁画という感じ。

 

鮮やかな色彩の壁画がある大学科学美術館

「民衆から大学へ、大学から民衆へ」という鮮やかな色彩の壁画がある建物が大学科学美術館で、現代のメキシコの画家や彫刻家の作品が展示されている。

メキシコ国立自治大学 –  UNAM

 

フェリックス・キャンデラの宇宙線研究所は少し小振りだったが、その良さはスゴく理解できた。

ルイス・バラガン巡りから、ここからフェリックス・キャンデラツアーをスタート!

自分としてはフェリックス・キャンデラの建築を見るためにきたのだが、巨大な壁画やのびのびとしたキャンパスが印象的で良かった。

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