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ドイツ・ベルリンで第二次世界大戦やホロコースト、東西冷戦の面影を感じるダークツーリズム。

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昨日の夜にドイツの首都ベルリン、地方空港のように首都の空港というには驚くほど小さいベルリン・テーゲル空港に到着。

この空港はベルリン・ブランデンブルク国際空港として生まれ変わる予定だが、度重なる延期でいつできるのかわからないらしく、空港から都心部まで近いことだけがメリットだ。

そして、1泊してベルリン市内を散策。

 

虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑

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ベルリンの中心部に多様な高さの直方体が整然と並んでいるのが、ピーター・アイゼンマン設計の「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」だ。

直方体にできる陰影がすごく非日常的で綺麗だ。

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直方体の群れの中に入ることができて、グリッド状に配置されたその中は迷路のようで楽しい。

立方体の整然と並んだ静寂とは裏腹に、ここは歩き回ることでその空間を体験できる動の空間でもある。

悲惨な歴史の記念碑が中心部にしかも公園のような身近な形で存在している奇妙な光景だ。

 

ドイツにおけるユダヤ人の歴史を展示する「ベルリン・ユダヤ博物館」

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ドイツにおけるユダヤ人の歴史を展示する「ベルリン・ユダヤ博物館」は、ニューヨークの新貿易センタービルのマスターアーキテクトでユダヤ人でもある建築家、ダニエル・リベスキンドの設計。

詳細は次回。

 

東西ドイツを分けていた「ベルリンの壁」

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東西冷戦時代の象徴とも言えるのが、東ベルリンを取り囲んみ東西ドイツを分けていた「ベルリンの壁」だ。

この一部が今でも残っていてここも観光客が良く訪れる場所だ。

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向こう側が東ベルリン、東ドイツだったと思うと感慨深い。

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ここはナチス時代に秘密国家警察、通称ゲシュタポがあった場所で東西ドイツ統一の後に「テロのトポグラフィー」として博物館となった。

それだけ見るとただの壁なんだけど、「ベルリンの壁」という暗い歴史の象徴が観光地になっているのは素直にスゴイ。

 

東西ドイツの国境検問所跡「チェックポイント・チャーリー」

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ベルリンの壁とともに東西分断の象徴である「チェックポイント・チャーリー」は、東西の境界線にあった国境検問所でアメリカ軍が管理していた。

ここは当時と同じような感じで小屋が建てられ土嚢が置かれ、さらにアメリカ軍風の人がいて記念撮影に応じている。

そのフレンドリーな感じがどこか滑稽だ。

 

ベルリンは街に溶け込む自然な形でダークツーリズムを体験することができる。

ベルリンという都市と「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」のような鎮魂の場や「ベルリンの壁」のような生々しい遺産などが共存していてそれが良い関係性にできていると思う。

ベルリンを訪れたらダークツーリズムとしてこういった場所を巡って欲しい。

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