スペイン・バルセロナ。リチャード・マイヤー設計の「バルセロナ現代美術館(MACBA)」に行って来た。
ガウディ建築やモデルニスモ建築の次はリチャード・マイヤー設計の「バルセロナ現代美術館(MACBA)」に行って来たので紹介したい。
こんなバスケットコートがあってそのすぐ近くの敷地がバルセロナ現代美術館。
何故か美術館の前はスケボーの聖地みたいになっていて、バスケコートとともに若者がいっぱいいた。
古い街並に現れるモダニズム建築
1995年にオープンしたバルセロナ現代美術館はMACBA(マクバ)と呼ばれ、主にコンテンポラリーアートを展示している。
設計はアメリカ人であるリチャード・マイヤーで、白い建築を作ることで有名だがここでも白い建築を作っている。
アメリカ的合理性のモダニズム建築はバルセロナっぽくない建築だと言っていいだろう。
大きな開口と白い壁面で明るい
エントランスホールを入ったときの印象はとにかく明るいと思った。
開口が大きいことと壁などが真っ白であることに加えて空間構成がすごく明快だからかもしれない。
配置は大開口部のほうにスロープや廊下があって反対側に展示室が配置されているが、素材が同じで通路などと展示室も等価にデザインされている。
通路にはガラスブロックが仕込まれていてどこにいても暗い部分を作らせない工夫がされている。
3層吹き抜けになったホールを見ると明快な構成や印象がニューヨークのMoMAなどに通じるものがあり、谷口吉生氏の建築のような感じがする。
最上階の展示室にはトップライトが設けられていて自然光を取り入れている。
曲面の壁がある展示室。
暗くなると隠してある照明がガラスブロックを通して柔らかい光が放たれてちょっと綺麗。
MACBA
バルセロナ現代美術館
開館時間 : 11:00~19:30 / 土曜日10:00~20:00 / 日曜日11:00~15:00
休館日 : 火曜日
URL : http://www.macba.cat/
住所 : Plaça dels Àngels, 1, 08001 Barcelona, Spain
バルセロナ現代美術館(MACBA)はアメリカ的なモダニズム建築だったで久しぶりにこういう建築を見た気がした。
フランスで観たル・コルビュジエのモダニズム建築よりもニューヨークで観たモダニズムの建築の流れが強くて、良くも悪くもバルセロナという街には異質な存在なだ。
特質バルセロナっぽさは味わえないが、モダニズム建築や現代美術が好きな人にとっては見ておいて損はない建築だ。
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