当時話題だった!?コンペの現在の姿。ベルナード・チュミ設計の「ラ・ヴィレット公園」に行ってみた。
ベルギーに行く前に予約した列車の時間まで余裕があったので、「ラ・ヴィレット公園」を散策してみることにした。
この「ラ・ヴィレット公園」は1982年にベルナード・チュミやレム・コールハースといった名だたる建築家や造園家が21世紀の都市型公園公園を作るというコンペが実施され、ベルナード・チュミが設計者に選ばれて実現した公園だ。
僕が生まれる前のコンペだが、審査員に磯崎新氏がいたり、当時の雑誌で大きく取り上げられていたりと当時は相当に注目度が高かったらしい。
メトロの終点でセーヌ=サン=ドニ県パンタン市に接していて少し遠かったけれど、パリ北駅にはアクセスが良かった。
散りばめられたフォリー
プロムナード沿いには屋根付きの歩道と赤いフォリーが続いている。
トイレや休憩所としての機能があるフォリーもあるが、特に機能を持たないフォリーもある。
機能と空間の1対1に対応しないということだ。
ル-ルク川沿いにもフォリーがあってこの辺は落ち着いて雰囲気も良い。
川沿いのフォリーはレストランやカフェになっていたりして、川を望みながらコーヒーを飲んだりしたら気持ち良さそう。
入り口にある大きなフォリーは案内所となっている。
公園内に点在する公共建築
とにかく巨大な産業・科学シティー館は科学技術に関する展示やプラネタリウム、映画館が入っている。
この大展示場はコンサートホールや展示会などに使われている。
ミュゼ・ド・ラ・ミュージック(パリ音楽院)はジャン・ヌーヴェルの設計の「フィルハーモニー・ド・パリ」。
早足で1時間くらいの散策だったけれど良い公園でパリ市民の憩いの場だということは分かった。
もう少し全体を見てベルナード・チュミのコンペ案との比較をしてみたかったと思う。
次回行くときは普通に半日くらい時間を取ってこの公園で過ごして、観察してみるつもり。
建築のことを考えなくても気持ちがいい公園だから、普通のパリ観光に飽きたらこの公園でパリ市民のように過ごすのもいいかも。
Parc de la Villette
ラ・ヴィレット公園
住所 : 211 Avenue Jean Jaurès, 75019 Paris, France
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