パリ・エッフェル塔の近くのジャン・ヌーベル設計の「ケ・ブランリー美術館」はユニークな建築で面白かった!
エッフェル塔を外観だけ見て、近くにジャン・ヌーベルが設計した「ケ・ブランリー美術館」があったから行って来た。
この「ケ・ブランリー美術館」は他のヨーロッパにある美術館とは違ってアフリカやアジア、オセアニアなど西洋の美術ではない美術品を展示しているユニークな美術館だ。
風景に溶け込むファサード
セーヌ川沿いの街路樹がある遊歩道に面した場所にあり、ガラスのファサードが続いていて敷地内の庭園が見えて周囲と調和している。
ファサードの一部には壁面が緑化されていて垂直庭園となってパリの街に緑を与えている。
美しい庭園と船のような建築
敷地内は庭園になっていてここを歩いているだけでも楽しい。
庭園の上に巨大な船のような展示室が浮かんでいて、ピロティの向こう側にも庭園が続いている。
各所に飛び出ている箱はそれぞれ展示室になっている。
丁度紅葉の季節で日本の自然のように感じられ懐かしさも感じる。
フランスでは珍しい展示内容
庭園を抜けてエントランスホールへ。
エントランスホールから続くスロープで展示エリアへ移動する。
やはり展示内容はすごく特殊に感じる。
ホワイトキューブではなく大きな暗いスペースがあって展示品にスポットライトを当てて際立たせている。
ファサードからも飛び出ていたキューブ状の場所は展示スペースとなっていてホワイトキューブとなっている部屋などがあり大小様々。
ファサード同様に赤い天井や展示の台があって美術館としてはすごく珍しいように思う。
音楽ホールなどの建築のような雰囲気。
展示スペースは緩やかなスロープとなっていてアフリカやアジア、オセアニアなど地域によって緩やかに分割されている。
ガラスのシリンダー状のスペースはエレベーターと美術品の保管スペースとなっていて地下から2階の展スペースまで貫いている。
地下はシリンダーを取り囲むようにホールが取り囲んでいる。
ファサードや庭園など美術館としてはなかなか面白い建築だった。
どこかチグハグな気もするが、西洋人から見た東洋やアフリカなど違う世界はこう見えるのかもしれない。
また、展示内容がヨーロッパにある美術館としてはすごく珍しいから中々見応えがあった。
musée du quai Branly
ケ・ブランリ美術館
開館時間 : 10:00-18:30
休館日 : 月曜日
URL : http://www.quaibranly.fr/
住所 : 37 Quai Branly, 75007 Paris, France
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