フランス・パリ!レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャース設計の「ポンピドゥー・センター」はやっぱり良かった!
今日はここもパリで観たかった建築というか美術館「ポンピドゥー・センター」に行って来た。
昨日は「ルイ・ヴィトン財団美術館」で半日使った感じだっただったから十分に時間を取るため日を改めて午前中から行くことに。
構造や設備、動線が外部にむき出しの建築
緩やかな斜面になっている目の前の広場からエントランスへ向かう。
全体的に見るとこんな感じで、正面のファサードはエスカレーターや通路などの動線が主体になっている。
裏のファサードは空調などのダクトがいっぱいでここがパリな感じがしない(笑)
周囲も賑やか
目の前の広場は賑やかで人がいっぱい。
もちろん観光客が大勢いるけど、美術館に来る人達だけでなく普通に市民が集っている感じ。
巨大な空調のダクトが広場を囲んでいる。
前の通りにはストリートパフォーマーがいっぱい。
この巨大ダクトが隣の広場にも連なっていて可愛く見えてきた(笑)
隣の広場は噴水もあってこの周りにもストリートパフォーマーがいて、普通に道ばたに絵を描いてしまっていたりしてすごく自由。
パリの街とは対象的な無機質さ
オープン前から大分並んで30分くらいでやっと館内に入れた。
美術館というよりも駅や空港のような雰囲気なのはこの巨大な梁やパイプがむき出しだからだろうか、それでいてスッキリとした印象な気がする。
レンゾ・ピアノ設計の建築は東京・銀座のエルメスとニューヨークのモーガン・ライブラリしか実際に見たことはないが、多くの部材を使いながらそれを細かく連続させることで綺麗に見せている気がする。
ホワイエの脇のスペースには子供達が創作活動するスタジオのようなスペースがあってみんな生き生きとしていた。
と思ったら大人も巨大な彫刻を作ってる。
作家さんかな!?
表側のファサードの通路へ出て見る。
シリンダー状に通路があってパリの町並みを望むことができる。
通路とエスカレーターが半外部のように感じる。
シリンダー状の通路を抜けて外部にも出られるようになっている。
上階の通路からは周囲の建物より高い位置からパリ市内を一望できて気持ちいい。
晴れていたらもっと気持ちいいんだろうけどね。
遠くにエッフェル塔が見える。
ちょっと高所恐怖症気味だから怖いっちゃ怖い(笑)
外部空間にも彫刻が展示してある。
広くフレキシブルな展示スペース
構造や設備、動線が外部に表出した分、美術館の展示スペースが広々としていて天井も高い。
恐らくほとんどが可動できる壁でできているためフレキシブルに使え、建築のコンセプト通りなんじゃないかな。
基本的に外側はガラスになっていて外部の作品とパリ市内を見ることができる。
多分、数年ごとに内装を更新しているんじゃないかな。
最上階にあるレストランにはフランク・ゲーリーっぽいオブジェがある内装になってた。
レストランの席は外部にも続いていて晴れていたらここも居心地良さそう。
地下は小さいギャラリーや撮影スタジオのように使えるスペースが並んでいて、広場の地下部に当たるんじゃないかな。
ちょっと他のスペースとは雰囲気が違って面白い。
教科書にも載っている「ポンピドゥー・センター」を観れてちょっと感激だった。
あとは構造やシリンダー状の動線空間などその後の日本にもよくある建築にも使われているデザインがあって面白かった。
やはりその後の多くの建築家が取り入れたデザインがここにあったんじゃないかと思う。
Pompidou Centre
ポンピドゥー・センター
住所 : Place Georges-Pompidou, 75004 Paris, France
営業時間 : 11:00~22:00
URL : http://centrepompidou.fr
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