ポルトの音楽ホール。OMA/レム・コールハース設計の「カーサ・ダ・ムジカ」に行ってきた!
「ポルト近代美術館」を観た後、他のシザ建築が全く見つからなくて迷った挙げ句に諦めて、時間もないので「カーサ・ダ・ムジカ」に向かうことに。
雨が降り出して内覧ツアーの時間に間に合わせるためにタクシーで移動。
タクシーの運転手さんはオレを見るなり「日本人か?オレ日本に2回旅行したよ!日本大好きなんだよ!」とテンション高めに話してきた(笑)
「富士山、新幹線、最高だよ!」「€も$もダメだから¥買ってるんだぜ!」とか言って運賃も安めにしてくれた!
ヨーロッパのタクシーはぼったくられるイメージだったから安心したのとちょっと楽しかった。
日本には1つしかないOMA/レム・コールハース建築
日本にはレム・コールハース設計の建築は福岡にあるネクサスワールドのレム・コールハース棟しかない。
しかも「カーサ・ダ・ムジカ」はA+Uなどの雑誌でも興味深かった建築で楽しみだった。

巨大な岩のようなフォルムが遠くからも目立つ。

周囲の敷地も地形のようなスロープになっているのがわかる。
晴れている日はスケボー少年もいるらしい。

円形の広場の中央に建っていて、周囲はオフィスビルや公園、伝統的なポルトの町並みがある。

4,5階分くらいの高さのキャンチレバー的な感じになってることから巨大さがわかる。
「カーサ・ダ・ムジカ」見学ツアーに参加

外形の型に沿ったダイナミックな空間のホワイエ。

中に入ると今日は大きなイベントのレセプションパーティーの後片付けしてた。

ただのネットカフェみたいなものかと思ったら音楽キーボードやミキサーが設置されていてここで音楽の編集とかできるっぽい。
ホワイエやレセプション、最上階のレストラン以外を見学するにはツアーに参加する必要があったので参加。
ツアーはポルトガル語、スペイン語、英語それぞれ分かれて行われるので英語のツアーに参加。


壁に絵画のタイルを貼ってある部屋。
外側にポルトの町並み、内側はメインホールを望む。

2番目に大きいサブのコンサートホール。

メインホール後ろ側のバー。

こういう感じで各部屋はメインホールに視覚的に繋がっている。

ちょっと大人な部屋。

一番高いところにある部屋。

人の動きを感知してBGMが変わるサウンドスケープ。

独特なタイルの部屋。

反響が全然ない部屋。
幾つも部屋があるが各部屋それぞれメインホールと接続していて内装や大きさ、性質が異なる。

バックヤードや通路の壁や天井はパンチングメタルで照明や配線がその裏に見える。

手摺りも安価な材料でできているが、上手くデザインされている。

最上階のレストランへ向かう通路は照明の色を変えてある。

1階にもレストラン。
奇抜な形の外観に目が行きがちだが、良いか悪いかは別として様々なところでコールハースの工夫が見られた。
- メインホールとそれに接続する各部屋の関係性とヒエラルキー
- 各部屋がメインホールとポルトの街に接続して周囲との関係を取っているところ
- 各部屋のインテリアと通路バックヤードの仕上げの工夫
先の2点はA+Uを読んでいたのでそれを実感できたし、学生の頃先生がコールハースのインテリアはローコストでも工夫しているって話を思い出した。
Casa da Musica
フライトの時間も迫っているからメトロで空港へ。

メトロはトラムみたいな感じの列車。












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