フランク・O・ゲーリー設計の「グッゲンハイム・ビルバオ」美術館に行ってきた!
奇抜な建築で一般層にも名を馳せるフランク・O・ゲーリーが設計したグッゲンハイム・ビルバオ美術館に行ってきた!
人口35万人の街に対して年間100万人以上の観光客がこの美術館へ来るので、美術館としての建築もさることながら観光業の分野でも注文されている。
川沿いのロケーションがいい!
泊まったホステル「Botxo Gallery」は川を挟んでグッゲンハイム・ビルバオの真ん前。
川に巨大な船が停まっているよう。
このネルビオン川沿いには観光客や地元の人が歩いていて良い雰囲気で、ビルバオではこの場所しかない、というベストな場所に建っている。
サルベ橋から見るとその巨大さがよくわかる。
川とランドスケープ、美術館の関係も良い。
幾重にも重なるチタンでできた曲面の壁に光が反射してグラデーションになっていることがわかる。
橋を歩いて近くまで行くとその大きさとチタンが魚の鱗のように貼られていることがわかる。
川とは反対側が入り口。
直線が全くない空間
エントランスを入り地下に降りるとレセプション。
ホワイエのような4層吹き抜けになっている空間に出る。
水平はスラブのみで他には水平垂直のない奇抜な空間だが、大きな開口部から川沿いに向こう側の景色が見えて街と繋がっているような感じがよい。
いかにも脱構築主義(デコンストラクション)の建築家「フランク・O・ゲーリー」の建築って感じが味わえる。
ガラスで囲まれた場所は階段室やエレベーターになっている。
写真では垂直に見えるところも基本的にカーブしていたりする。
展示室によっては四角い空間もある。
一番大きな展示室には常設展示のリチャード・セラの巨大な鉄板を曲げて作っている作品があり、曲面でできた空間に合っている。
独特な形のトップライトやハイサイドライトから自然光が入ってくる。
上階に上がるとところどころに開口部があり、そこから自然光が入る。
図面はどうやって描いてるんだろう!?とマジで思う。
3次元CAD使って設計したとは言っても苦労が多そう。
4階から見下ろすと結構高い、外観も巨大だったけど、中に入るとその巨大さをまた実感する。
谷の地形ようにも見えダイナミックな空間。
六本木ヒルズにもある蜘蛛のオブジェも
はい!これ、見覚えある人も多いでしょ!
六本木ヒルズにもある現代アートの蜘蛛のオブジェ「ママン」。
99歳歳で心臓発作で亡くなるまでNYで創作活動をしていた、現代アートのグランドマザー「ルイーズ・ブルジョワ」の作品。
川沿いに佇む姿がいい感じ。
他にも屋外にアートがいっぱい。
夜景も綺麗
昼と同じくサルベ橋から見るとすごくキレイ。
チタンで曲面の外壁に反射する光が表情豊かで美しい。
いかがですか?
「グッゲンハイム・ビルバオ」は建築デザイン、アート、観光ビジネスなど総合的に成功している世界でも稀な例と言われている。
バルセロナなどからちょっと距離はあるけど、絶対観た方が良い美術館だから是非!
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