建築×バスケ的な。六本木に「ガウディ×井上雄彦 シンクロする創造の源泉」へ行ってきた。
建築家「ガウディ」と漫画家「井上雄彦」
インドから帰ってきて、特別展「ガウディ×井上雄彦 シンクロする創造の源泉」がすごく気になっていたので六本木ヒルズに観に行ってきた。
建築やってる者としてはガウディは観ておかなくては!っていうのと、バスケ好きとしては「スラムダンク」の作者、井上雄彦も見逃せないわけで、その2人が時代と場所を超えてコラボレーションっていうのは観にいかないわけにはいかない。
Photo by Fundació Catalunya La Pedrera.
カサ・ミラの模型、素晴らしかった。
スペインと縁のある井上雄彦氏
Photo by Fundació Catalunya La Pedrera.
「日本スペイン交流400周年」の親善大使に任命され、今回の特別企画として実施されたこの展覧会のために他の仕事を断りスペインを3回訪れ、そのうち1回は1ヶ月間バルセロナに滞在した。
ガウディの作品を観ることはもちろん、ガウディに関係の深い職人や研究者、建築家と会って話をしたらしい。
そこから得たインスピレーションを基に今回の展覧会へ出品するイラストを描いたのだろう。
ガウディの建築にして世界遺産「サグラダ・ファミリア」の扉に刻んだ日本語の文字は、「サグラダ・ファミリア」の完成後見ることができるという。
ガウディの人生を漫画で描く展示
Photo by Fundació Catalunya La Pedrera.
展示は3章で構成されていて、第1章は少年時代から学費を自ら稼ぐ若い時代、第2章はパトロンと出会い次々と作品を作る黄金期、「サグラダ・ファミリア」の制作に打ち込む晩年の姿をそれぞれ描いている。
もちろんここで井上雄彦は「バカボンド」の水彩画のような手法で描いていて、漫画やただのイラストのレベルとは全く違う。
ガウディのスケッチや模型、実際の建具や家具を展示
Photo by Fundació Catalunya La Pedrera.
井上雄彦のよるガウディの生涯の漫画と合わせてガウディ建築に使われた家具や建具などの実物やレプリカ展示されている。
実際に使われていた扉や手摺り、家具などはどれも美しい。
中でも興味深かったのは、構造の模型。
ガウディは特に「サグラダ・ファミリア」の構造のスタディに置いて、要素を逆さまに垂らすという模型を用いていた。
一見その装飾や自然のモチーフに着目しがちだが、構造と意匠の合理性を追求した様を見ると現代建築ともダイレクトに繋がっている気がした。
昔何かの本で伊東豊雄氏が「サグラダ・ファミリア」の建築的合理性を説いているのを思い出した。
「サグラダ・ファミリア」完成までのCG
いつも現代建築ばかり見ている気がするが、今まで以上にガウディに興味が出て来た。
「サグラダ・ファミリア」はガウディの死からちょうど100年となる2026年に完成する。
まだまだずっと先だと思っていたけど、意外とすぐじゃないか。
インド熱も醒めやらぬままチャンディーガルとアーメダバードでコルビュジェ観たから次はフランスか!?と思ってたけど、次はスペイン、バルセロナに行きたくなってきたぞ!
どうしよう。
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