インド、アーメダバードでルイス・カーンの建築と出会う。「インド経営大学」に行ってきた!
アーメダバード初日は列車の中で一緒だったイギリス人弁護士のキャメルと一緒に行動。
コルビュジェやルイスカーンの建築を観に来たと言ったら、キャメルはコルビュジェが好きらしく一緒に観ようということに。
ここでも1日リキシャーをチャーターして回ってもらう。
初めて観るルイス・カーン建築
まずは日本にはないルイス・カーンの建築、インド経営大学(IIMA)へ行く。
パスポートを見せて許可証をもらい中を見学。
アーメダバードの強い日差しにレンガのファサードが映える。
モダニズム時代の建築でありながら、インドの土着的な建築でもあるような佇まい。
地元の職人を工事に使い、簡単な工法で建てられるためレンガの外装にしたらしい。
各所に丸い開口が開いていて、おもちゃのようなスケールに見えてくるが、近寄ると結構な大きさに感じられ迫力がありダイナミック。
入ってすぐのスロープで大学内を通行する廊下へと昇る。
外壁には周るところに開口が開いていて廊下などは半外部空間となっている。
写真ほど暗くはなく開口から入る光が綺麗で普通に明るく、光のコントラストが強い。
「ブリーズ・ソレイユ」のような効果をもたらしつつ、光の入り方をしっかりと計算しているのだと思う。
ルイス・カーンの建築は初めてだがこれがカーン建築の特徴だろう。
それに、廊下を歩くと外のような灼熱な暑さではなく、風も通るのかひんやりとした印象(多分気温的にはそんなに変わらない)。
廊下は外部も内部も通して続いている。
丸い開口からスラブが見える。
こういったところもスケール感が面白い。
四角い開口部の上はアーチ型になっている。
アーチ部分のディテールも気になる。
PCコンクリートでアーチを支えているんだろう。ファサードではそれがアクセントになっている。
やっぱり開口が独特のスケールだから不思議な感覚になるなぁ。
外部と区切るときはこんなサッシが入っている。
この中には学生しか入れない。
学生が活き活きと使っている
平日なのでキャンパス内には学生が。
授業が終わったらしく学生が大勢出て来た。
ここの吹き抜けもガラスが貼ってないから外部。
一眼レフを持って歩いていると学生たちが「撮ってくれよ」とよってくる。
彼らは日本人と違って写真に写りたがりらしい。
今までは雑誌や写真集などでしか観たことなかったけども、アメリカやバングラデシュとかにある作品も興味が沸いてきて、もっとルイス・カーン建築を観たくなった。
ちょっと本とか買ってカーンの建築を勉強しようかと思う。
そして、一眼レフの標準レンズがズームやピントを調整できなくなって壊れた…
インドは過酷だったのだろうか…
この後は、単焦点レンズとiPhone 5 で撮影した…
IIMA – インド経営大学
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