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治安最恐・最悪!リオ・デ・ジャネイロの南米最大のスラム街・ファベーラ「ホッシーニャ」に行ってきた。

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リオ・デ・ジャネイロ滞在中に泊まっていたコパカバーナ近くにある日本人宿・カイピリーニャさんのツアーでファベーラに行ってきた。

ファベーラとは南米に多々あるスラム街のことで、不法居住者が勝手に小屋を建てて暮らしていて、一つの街になっている。

 

「City of God(シティ・オブ・ゴッド)」の舞台になった場所

今回向かったのは「ホッシーニャ」と言う南米最大のファベーラで、あの「City of God(シティ・オブ・ゴッド)」にも登場した。

以前にも観たことはあって、大体行く前に予習するもんだけど、治安のヤバさにちょい怖くなって敢えて事前に観ないで行った(笑)

行った後に見返すとヤバいとこ行ったなって思った。

 

オスカー・ニーマイヤーによるモニュメント

ホッシーニャの入り口には、パトカーが何台も待機していて警官もいっぱいで超ヤバい雰囲気。

リオのセントロにあるサンボードロモと同じようなオスカー・ニーマイヤーによるモニュメントがあった。

こんなところにもニーマイヤーがあるとは、やはり国民的建築家なんだなぁと思った。

 

バイクタクシーと徒歩で丘の上へ

入り口付近のこんな路地だけでも独特な雰囲気。

入り口からバイクタクシーで丘の中腹まで登る。

ガイドのカイピリーニャの宿主さんとKさんと3人で行動してたんだけど、あまりにバイクタクシーが捕まらなくてひとりづつ乗ることに。

ファベーラの中にも色々な商店があって、最初に集合地点に到着したのでコンビニみたいなところでビール買って飲んで待ってた。

Kさんに「余裕だね…」と半分呆れられるながら(笑)

集合場所からは徒歩で上の方に向かって行く。

ファベーラの建物を見ると本当に掘っ建て小屋って感じで素人が作った感じ。

ただそれが連結したり、積み重なったりしていて自然発生的な建築の集落になっている。

見た感じの雰囲気はインドって感じだけど、銃も殺人事件もある世界で最も治安が悪い場所の一つだ。

ちなみに電気はその辺の電線から勝手に引いて盗電して使われているので、電柱を見ると今にも漏電しそうで危なっかしい様子になっている。

ホッシーニャのすぐ裏は高級住宅街になっていて、ファベーラと凄く対比的に写る。

 

山の斜面を埋め尽くすファベーラの家々

ホッシーニャの頂上付近の見晴らしが良い場所まで来た。

このテラスから眺めるホッシーニャの風景は圧巻!

山の斜面を埋め尽くすファベーラの家々は、カラフルだしその様相も様々で、デザインされていないが故にバラバラなんだけど、どこかまとまりがある。

自然発生的な集落、建築家なしの建築と言った感じだ。

そしてホッシーニャの向こうにはイマパネビーチや高級マンション、高級ホテルがあり、そのコントラストもおもしろい。

 

事件発生!

しばらく初めて見るファベーラの大パノラマを眺めていると、下の方でバーンと言う爆発音がして煙が上がる!

どうやら前日に警官がバイクタクシーの運転手を撃ち殺してしまったらしく、ファベーラ内のパワーバランスが崩れたらしい。

この1ヶ月くらい前にはタクシーに乗ったスペイン人の観光客が誤って撃たれることもあったらしく、世界で最も治安の悪い地域ファベーラの怖さを実感。

帰りは爆発音がした辺りを避けて帰ることした。

それでも帰り道はやっぱり変な人といっぱいすれ違う。

写真はGoProで隠し撮り程度に撮っただけ。

 

ファベーラの夜景も綺麗

帰り道の途中、見晴らしが良いところで見るホッシーニャの夜景はなかなか綺麗だった。

もちろんこれらは全部盗電で灯された照明なんだけど、そのバラバラ感はどこか惹きつけられるものがあった。

雨が降って来てちょっとヤバい雰囲気ではあったんだけど、何とか無事に出発地点に戻った。

 

ファベーラの食堂で絶品の焼き鳥丼

ホッシーニャの入り口、バイクタクシーを拾ったところの食堂で3人で夕食を食べることにした。

ファベーラ内に住む地元の人たちが集う酒場と言う感じでビリヤードを楽しむ人たちやビール飲みながらサッカー見る人などで賑やか。

美味しそうに鶏肉を焼いていた。

出てきた焼鳥丼はヴォリューム満点でめっちゃ美味しい。

しかもリオの市街地で食べるものの値段の1/3くらいの安さ!

ビールがどんどん進むような味の濃さと美味しさで、ファベーラだからって言うのもあるけど、凄く印象深い焼鳥丼だった。

 

注意すること

一応美味しい焼鳥丼を食べて、無事に南米最大のファベーラ「ホッシーニャ」ツアーが終了。

一眼レフはもちろんiPhoneも宿に置いて、GoProだけ忍ばせて隠し撮りだけと言う超厳戒態勢で挑んだので、写真がブレブレだったりアングルテキトウだったり散々ではあるけど、それだけ怖いってことで。

注意点として貴重品はもちろん持っていかないことと、一眼レフとかiPhoneとか普通に銃を突き付けられて盗られることもあるので身軽な格好で行くべし。

あとはファベーラ内の人の中にはギャングの人とか撮影しちゃいけない人も多いから、人にカメラ向けない方がいい。

 

治安が悪過ぎるのでだいぶ緊張することも多いけれど、ファベーラ自体は凄くおもしろい。

街の出来方からデザインされていないデザインのような住民が独自で街をカスタマイズしている様はなかなか見られない。

 

「ホッシーニャ」ツアーの料金はR$300とブラジルにしては値段が張るけれど、ファベーラを知ってる人じゃないと絶対危ないので妥当な価格だと思う。

Rocinha – ホッシーニャ

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