美食の街「サン・セバスティアン」でバル巡り!マジで美味しかったタパス・ピンチョス!
ボルドーに1泊と短い滞在をした後は、バスでスペインのバスク地方に入る。
美食の街「サン・セバスティアン」へ3年半振りに訪れることになる。
前回の記事はこっち。
「サン・セバスティアン」バスク語で「ドノスティア」
「ビスケー湾の真珠」と言われるサン・セバスティアンは、バスク語で「ドノスティア」とも呼ばれる。
太陽の国スペインにおいて曇りや雨が多い場所だけれど、避暑地として王室も訪れる場所で、スペイン国内では観光地としても人気がある。
ここ15年~20年くらいは美食の街として知られていて、人口と面積に対する三ツ星レストランの割合が世界で一番。
そして、ピンチョスの発祥の地でもあり、レストランと一緒に市内のバルのレベルの高さはスペインで一番、ということは世界一。
サンセバスチャンの人口は約18万人と八戸市などの地方都市より少ない。
それが世界一の美食の街としてヨーロッパ中から、今では世界中から人が来る。
綺麗なビーチがあってサーフィンする人も多い。
海岸沿いにはラファエル・モネオが設計したオーディトリウムがある。
バルが軒を連ねるサン・セバスティアンの旧市街
サン・セバスティアンに立ち寄った理由はもちろんバル巡り。
前回は1泊2日だったが今回は2泊にして、夕食2回ランチ3回楽しめる旅程にして、それ以外は宿で仕事するだけで食べることに集中。
宿に荷物を置いてサン・セバスティアンの旧市街に繰り出した。
昼も夜も混雑している旧市街のバル。
シンプルだけど濃厚な味わいの「フォアグラのソテー」
なぜか日本語も通じるバル「スポート」のフォアグラのソテーは、岩塩のみのシンプルな味付けが逆にフォアグラ自体の濃厚な味を引き立て絶品。
いくらの乗った濃厚な「ウニのムース」
見た目からして美味しそうな雲丹にいくらが乗ったタパス。
基本新鮮な生のウニ以外あまり好きじゃないのだけど、サンセバスチャンで食べるウニは絶妙な調理で全く別物でめちゃ美味しい!
ちなみにウニは他にもこんなタパスもあって、どれも美味しい。
ウナギの稚魚のタパス「アングーラ」
バスク地方の郷土料理で「アングーラ」と呼ばれるウナギの稚魚のタパスは、アヒージョとして調理されていて日本で食べるウナギとは全く違うけど、味の濃い白身魚みたいな味わいで美味しい。
アングーラは、生の状態だとシラスみたいに透明。
そして、ウナギはスペインでも高級食材なので、魚のすり身で味や見た目を似せたカニカマみたいにした「グーラ」というものもある。
トリュフも乗った「焼きキノコの盛り合わせ」
超人気で外まで人が溢れる人気店「ガンバラ」で食べた高級食材のトリュフも入った「焼きキノコの盛り合わせ」は、22€と他のタパスやピンチョスに比べても群を抜いて高いけれど、食感も風味も色々楽しめる。
海が近いサンセバスティアンの魚介を楽める「シーフードの串焼き」
綺麗な海があるサンセバスティアンは、ウニも含めて新鮮で美味しい魚介類が楽しめる。
それがシンプルではあるけど美味しさを際立たせる調理法で美味しく食べられる。
前回も訪れた「ラ・メヒジョミラ」のムール貝はビールにも白ワインにも合う。
20分待つことになる締めの「アサリごはん」
「ラ・セパ」という昔ながらの雰囲気のバルの名物「アサリごはん」は、注文してから20分待つことになるけれど、締めに食べたい一品。
あっさりだけどあさりの味が染み込んだご飯は絶品。
量が多いので2人以上でシェアした方が良い。
黒板のメニューからタパスを選んで注文するスペイン語がわからない人にはちょっとハードルが高いバル「ボルダ・ベリ」は、美味しいタパスがいっぱい。
前回はブラックライスが美味しかったし、今回は小麦粉を練って米のようにしたプンタレッテパスタのリゾットもイケる味だった。
タパスやピンチョスと相性抜群のワイン「チャコリ」
そしてサンセバスティアンに限らずバスク地方のバルで飲みたいのが酸味のあるフルーティーな微発泡ワインの「チャコリ」。
タパスやピンチョスと相性抜群と相性が抜群でアルコール度数も低いのもあってスイスイ飲んでしまう。
特に魚介系の料理の美味しさを引き立ててくれる。
他にもリンゴのお酒「シドラ」もおすすめ。
サンセバスティアンに限らずバスク地方では、バル1件に長居せずにちょっとずず食べて飲んで、次へ移動する「チキテオ」と呼ばれるバルをはしごするスタイルが定番。
一品一品が小さくてリーズナブルなので一人で訪れて良いし、グループで行ってみんなで一品づつ注文して、タパスをシェアして食べ比べるのも楽しい。
2泊3日の滞在中、現地で知り合った食にコダワリが強い日本人とバル巡りできたので、色々なバルで色々なタパスやピンチョスを味わうことができた。
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