東浩紀やちきりん、高城剛、堀江貴文など。あなたの旅をちょっと知的に変える旅行本5選。
旅行本っていうとよくある高橋歩の本だったり死ぬまでに行きたい! 世界の絶景とかイメージされるかも知れないけど、検索エンジンやSNSがある最近では写真や動画で疑似体験できるからある程度満足できてしまうからそういう本はあんまり好きではない。
飛行機に格安で乗る方法や美味しいレストランもインターネットで調べることができる。
よくある本から情報を得てただ観光するようなよくある旅行から、世界や日本の見方が変わる、旅をちょっと知的に変える旅行本を紹介したい。
弱いつながり 検索ワードを探す旅(東 浩紀)
思想家でありゲンロンの代表取締役兼編集長である東浩紀氏の本のタイトルだけでは旅行の本だとわかりづらい「弱いつながり 検索ワードを探す旅」だ。
Googleでなんでも検索して情報を引き出せ、サジェストしてくれる時代に、自分探しの旅をするのではなく、強制的に違う環境に身を置いて敢えて観光客となって新しい検索ワードを探す旅をしようという内容。
社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!(ちきりん)
社会派ブロガーちきりんさんは結構な旅行好きで旅行をただの観光で終わらせない見方が書かれている。
当たり前と言えば当たり前のことが書かれているのだけど、例えば美術館の成り立ち方や展示方法の違いなどを美術の目線というよりも時代背景や経済など社会的な見方が紹介されていておもしろい。
2035年の世界(高城剛)
世界を飛び回るハイパーメディアクリエーター(笑)の高城剛氏は相変わらずぶっ飛んでいるようだが、それは日本から見るとそう見えるだけだ。
「アイディアは移動距離に比例する」という氏の言葉が表す通り、この本も読んで世界を旅すると2035年の未来も現実的に思えて来る。
君はどこにでも行ける(堀江貴文)
堀江貴文氏も世界を旅しているようで「君はどこにでも行ける」もここ10年の世界の変容をかいつまんで伝えてくれている。
世界と合わせて相対的に変わる日本やそもそも国家とは何か、など色々な視点で書かれている。
GA JAPAN 139 「建築への旅 建築からの旅」
GA JAPAN 139 は錚々たる面子によるインタビューで旅を語ってくれている。
特に印象的だったのは石山修武氏による磯崎新氏の話で、身体で訪れた場所を体感していることがよくわかる。
磯崎新氏は深夜特急にも登場しているし、そのバイタリティを改めて感じさせてくれた。
旅行はおおよそ建築を観に行ったりするわけだけど、スペインでLRTが走っていたり、レンタルサイクルなんかがあるとすごく未来を感じて、日本って遅れているかもと気づかせてくれた。
本やインターネットでおおよそのことは知ることができて頭では理解できるけど、身体で理解するには旅行が最適だ。
上記のようないい本があると旅行も旅行で終わらない充実したものになると思う。
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