沖縄の悲劇の歴史を巡るダークツーリズム。沖縄戦終焉の地にある「平和祈念公園」と「ひめゆりの塔」で平和を知る。
那覇空港で友人2人をピックアップ。
着陸時にバードストライクがあったらしく降りるのが大分遅れたので、急いで計画してあったコースへ。
更にカーナビが役立たずで迷いながら「平和祈念公園」と「ひめゆりの塔」へ向かう。
沖縄戦の悲劇の象徴「ひめゆりの塔」
慰霊碑(納骨堂)と手前に見えるのは、看護活動をしていた17~18歳の女子生徒が第三外科壕。
教師・学徒240人のうち136人が亡くなっていて、うち10人は荒崎海岸で自決していて、合祀し、平和を願うために終戦の翌年に建てられた。
実は沖縄の特にこの地域にはこういった慰霊碑が数多くあって、その中でも象徴的な場所がここ。
ひめゆりの塔
悲しい場所なのに美しい「平和祈念公園」
「ひめゆりの塔」から程近いところに「平和祈念公園」はある。
国立沖縄戦没者墓苑
広大な敷地の公園自体も美しいが、それに接する断崖や海岸線も美しい。
ガイドさんの話によると喜屋武岬などと同じように公園内にある崖から多くの人が飛び降りて亡くなっていったそうで、崖の下からは今でも遺骨が眠っているとのこと。
美しいランドスケープが悲劇的な出来事と対比的で泣けてくる。
この日は何故か自衛隊の人達がいっぱいいて、非日常的な感じがした。
美しい沖縄の海を望みながら安らかに眠って欲しい…
公園内には色々な団体や各県出身の戦没者を祀る慰霊碑があって、それぞれの地域の特徴を表した石がある。
青森県はもちろんりんご。
沖縄平和祈念堂
公園内でも一際目立つ、高さ45mの高さの白い慰霊塔。
シンメトリーなファサードが重さを感じさせる。
「平和祈念公園」は思っていたよりも広く美しい公園だったし、その美しさが鎮魂を表しているような印象だった。あ
平和祈念公園
沖縄に来て3日経って、やっぱり沖縄は美しい場所だと思った分、その場所でこんなに悲しい出来事があったのかと思うと切ない。
「沖縄県平和祈念資料館」は時間が足りなくて見られなかったのもあるし、またじっくり時間を取って訪れてもいいところだと思う。
まだ行ったことがない人には、是非3,4時間以上の時間を取って行って欲しい場所だ。
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