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リスボンにあるサンティアゴ・カラトラバ設計の「オリエンテ駅」が生物の骨格のように美しい。

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バスでポルトガル第二の都市・ポルトから首都リスボンへ。

初めてリスボンに来てみたら、4月下旬だとちょっと寒いんだね。

 

サンティアゴ・カラトラバが手掛けた「オリエンテ駅」

リスボンの玄関口「リスボン・オリエンテ駅」は、スペインのバレンシア出身の建築家サンティアゴ・カラトラバが手掛けている。

リスボン万博が開かれた1998年に合わせて開業し、実際にそこに暮らすリスボン市民や世界各国からの旅行客に、ターミナル駅として使われている。

サンティアゴ・カラトラバの建築は、スペイン・バルセロナのモンジュイックの丘にある「トーラ・ダ・クムニカシオンス・ダ・ムンジュイック」という塔や同じくスペインのビルバオにある「ズビズリ橋」しか見たことないので、大きな建築は初めて観ることになる。

恐竜の羽のような骨格を持った構造が生き生きとした外部空間とつながっていた。

こちらはバスターミナルがある出口。

リスボン滞在の後は、ここからスペインのマドリードにバスで移動した。

上階にあるホームは羽が連続するような屋根で覆われている。

もう片方の屋根は向かいにあるショッピングセンターに続いている。

 

美しい生物の骨格の構造体に囲まれる内部空間

地下はメトロの駅とつながり、今後はスペインの高速鉄道が延伸してくる予定があり、多くの人が利用するオリエンテ駅はホーム下に大きな空間が広がっている。

この大空間は、生物の骨格の構造体に囲まれ非常に美しい。

構造とデザインが一体になるカラトラバらしい建築だ。

有機的な造形の構造体が、柱のない大空間を実現している。

夜になると陰影が出てこれもまた綺麗。

ここはバスターミナル側の地下。

だんだん生物の骨格というよりもエヴァみたいな造形に思えてきた(笑)

 

美しい造形の屋根が連なるプラットホーム

地上からも見えていたプラットホームは、鉄骨の美しい造形の屋根が連なっていた。

夜になると照明で照らされてより印象的な空間になっていた。

 

「オリエンテ駅」は、一応ヨーロッパの駅なので改札なく見て回ることができる。

生物のように有機的な造形の構造がデザインと一体になった様子は、カラトラバらしくとても印象的だった。

メキシコで観たフェリックス・キャンデラの建築とも共通する部分がありながら、HPシェルを多用するキャンデラに対して構造を細く繊細に見せるところなど異なるところがあったこともおもしろい。

Estação do Oriente – オリエンテ駅

URL : https://www.cp.pt
住所:Av. Dom João II, 1900-233 Lisboa, Portugal

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