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巨匠フランク・ロイド・ライトの建築を存分に味わうことができる「タリアセン・ウェスト」。

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サンフランシスコに滞在した後は友人のいるアリゾナ州フェニックスへ移動。

友人と遊ぶことはもちろんだが、フェニックスは近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトがいた街でもあるので、有名なライトの建築がいくつかある。

このアメリカ西海岸の旅程の中で既に「ゴードンハウス」「マリン郡シビックセンター」とライトの建築に魅了されているので期待が高まる。

 

ライトの建築思想を受け継ぐ「タリアセン・ウェスト」

友人の車でフェニックス郊外のスコッツデールという街にある「タリアセン・ウェスト」という、フランク・ロイド・ライトの別邸であり、建築学校でもある建築を訪ねた。

あらかじめ友人と二人分、見学ツアーの申し込みをしておいた。

10:00開始の見学ツアーに参加。

このタリアセン・ウェストは、フランク・ロイド・ライトの建築思想が色濃く反映された建築で、自然と調和する有機的なデザインが実現されている。

周囲の地形からそのまま飛び出たような壁に、鉄骨の骨組みと軽やかな屋根を組み合わせている。

 

アリゾナの自然と調和する建築

低層で水平方向に広がる建築は、アリゾナの自然と調和してユニークな風景を作り出していた。

石垣に屋根を載せたようなデザインが自然にできたものと人工物の間のような関係でおもしろい。

また、連続する鉄骨の構造を見せることでラインが強調され、より人工物としての存在感を示している。

連続する鉄骨のビームのアーチが自然と対比されて空間を規定しているように感じる。

石の混ざったコンクリートが荒々しいが、それがアリゾナっぽい感じ。

連続性が美しい。

右側は製図室で訪れた時も学生が建築を学んでいた。

水盤は砂漠の中では嬉しい存在。

鉄骨のビームと意匠を合わせた照明。

 

外部と一体になるようなインテリア空間

石の混ざったコンクリートや大きな開口部のおかげで外部と一体になったような感覚になる。

ある場所では洞窟のような雰囲気があるが、窓から自然光が入ってくるので明るい。

天井が低いが、座るとちょうどいい感じの高さに感じて心地よい。

外壁が内側にそのまま続いているのも開放的に見せるデザインだからだろうか。

開口部の割付のデザインもおもしろい。

現在は「タリアセン・フェローシップ」として建築教育が行われている。

この建築自体が教材として非常に役にたっているのだろう。

 

ライトらしいインテリアデザイン

奥の方にはライトが暮らした部屋がある。

ライトが実際に使っていた部屋には当時を再現した家具が並べられている。

いくつか諸室があり、ライトとライトの弟子が使っていたようだ。

ミーティングルームは先住民族や日本的な装飾がされていて、独特な雰囲気。

講堂となっているスペースはライトの好きな赤、タリアセンレッド一色の空間。

もう一つのホールは半地下に向かってスロープになっていた。

平行な壁や天井がなく音響を考慮して作られていた。

 

約1時間半のツアーで広い建築を回った。

「タリアセン・ウェスト」は、フランク・ロイド・ライトの建築思想を存分に味わうことができる建築だ。

ライトの考える有機的で自然にも溶け込む建築の姿がここアリゾナで見られた。

フェニックスには中々行くことはないと思うが、是非とも訪れてみてほしいライトの建築の一つだ。

Taliesin West – タリアセンウエスト

開館時間 : 8:30~18:00
入館料:$34(ツアーのみ)
電話:+1 480-627-5340
URL : http://franklloydwright.org/taliesin-west/
住所 : 12621 N Frank Lloyd Wright Blvd, Scottsdale, AZ 85259

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