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20世紀最高の宗教建築の一つ。ルイス・バラガンの「トゥラルパンの礼拝堂」(カプチーナス礼拝堂)を訪ねる。

ルイス・バラガン建築を巡るメキシコへの旅、次は20世紀最高の宗教建築の一つと言われる「トゥラルパンの礼拝堂」(カプチーナス礼拝堂)を訪ねた。

ルイス・バラガン邸と仕事場ヒラルディ邸と並んで安藤忠雄氏が自身の設計の参考にしたというのがこの教会建築だ。

該当の住所に行くとどれがトゥラルパンの礼拝堂かわからないが、この白い外観の扉のところに呼び鈴があってシスターを呼んで中に入れてもらう。

今回、予約方法がわからなかったのでとりあえず行ってみると、たまたまアメリカからの旅行者が来ていたので一緒に見てまわることになり、かなりラッキー!

荷物だけでなくスマートフォンですら受付で回収されるため隠し撮りすらできない(笑)感じだった。

 

静寂の空間としての中庭

mexicchalamanch6via : http://mxcity.mx/2016/02/convento-las-capuchinas-la-capilla-las-emociones/

どことなく質素な印象を受ける中庭には周囲の壁に蔦が垂れていて、真ん中には大きくはない池があり、周囲の喧噪とは無縁の静寂の空間という感じだ。

 

礼拝堂の中は光と色彩のアート空間

85ffa6768f05ba169dc49807ff790f4e1via : http://architizer.com/blog/luis-barrahan-mexican-modernists/

礼拝堂の中に入るとルイス・バラガンらしい光と色彩のマジックが繰り広げられ、黄色や赤、オレンジのグラデーションが空間を包み込む。

自然光が入るため大きな十字架は時間によって色が変わって見え、その影すら美しい。

pritzker-prize-3via : http://www.archdaily.mx/mx/02-155277/lecciones-de-luz-luis-barragan/pritzker-prize-3

礼拝堂脇の斜めに交わる壁の向こうにはランダムに刻まれたステンドグラスのような開口があり、木漏れ日のような光が漏れ出している。

礼拝堂自体が光と色彩のアートのような空間になっている。

 

礼拝堂を囲む多彩な空間

tumblr_m0lgqh9i7k1rqxxfco1_500via :  http://otahuku.tumblr.com/post/31802637087/hnzt-convento-de-las-capuchinas-sacramentarias

礼拝堂を取り囲むように配置された廊下や諸室も多くの工夫を凝らしたクオリティの高い空間となっていて、そのどれもが驚きの連続だった。

建築とインテリア、家具が一体となり多彩な空間を作っていて、ある意味で現存するコルビュジエなどのモダニズム建築よりも総合的に密度の高い空間として残っていると思った。

トゥラルパンの礼拝堂(カプチーナス礼拝堂) Capilla Capuchinas

電話 : +52 55 5573 2395
URL : http://www.barragan-foundation.org
住所 : Col. de, Miguel Hidalgo 43, Tlalpan Centro I, 14000 Ciudad de México, CDMX, Mexico

 

ルイス・バラガンの建築は観光地化されていないこともあり、訪れること自体も難易度が高いが獲るものは大きい。

特にルイス・バラガンが操る光と色彩は刻一刻と変化するため、その場に行かないと体験できない。

計算された質の高い建築は、自然が作る絶景と同じようなものだと感じさせてくれた。

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