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スイスのクール地方!モダニズムと地域性が融合したピーター・ズントー建築「ヴァルスの温泉施設」を訪ねる。

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チューリッヒを出てクールで一泊した後、クールから30分イイランツ (Ilanz) という駅で下車して、是非とも観たい建築があったのでスイスの奥地でスイスのミネラルウォーター、ヴァルサー(VALSER)の生産地でもあるヴァルスへ。

ヴァルスにはスイスの建築家でモダニストでありながら土着的な建築を作り続けるピーター・ズントーの「ヴァルスの温泉施設」がある。

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ヴァルス行きのバスに乗ってヴァルスへ。

ところが、バスの運転手と乗っていたおばさんから「テルメ・ヴァルスは今営業してないよ」とのショックな言葉が!

営業しないとは言ってもここまで来てスルーするわけにはいかないと思い、バスに乗る。

 

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険しい谷間の脇道をバスに揺られて30分、ヴァルスに着いた。

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綺麗な山々が連なっていていかにもスイスらしい風景。

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やっぱり営業していないらしく、宿泊施設も人気がない…

ここのマネージャーさんに「ごめんね。今改装中なんだ。」と言われガックリ。

日本から来たと言ったら、娘さんが大阪に留学しているらしい。

ちょっと立ち話して外観だけ観ることに。

 

自然の中に対比的に現れる幾何学が美しい「ヴァルスの温泉施設」

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自然の中に幾何学の矩形が対比的に表現されていて美しい。

後ろの山々が背景になってフォトジェニックだ。

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開口部も角が出てソリッドな印象だがどこか優しく感じるのは素材や周辺環境のせいだろうか。

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地元産の石を細く切り出し、積層させた壁が美しい。

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壁や床のディテールが徹底的に詰められていて、ミニマルだが素材の使い方によって独特で豊かな印象になっている。

ディテールや素材への病的な集着を感じるピーター・ズントーらしさがある。

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いかにもスイスの山々といった感じが背景に絵画のよう。

本来ならば階段下には温泉のお湯が入っていてプール状になっていてさらに綺麗だったハズ。

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半分斜面に埋まるように建てられていて、斜面から矩形が立ち上がったような感じになっている。

 

折角、海パンも持って入るつもりで訪れたのだが、内観を観られず本当に残念だった…

リベンジすべき場所ができてしまった(笑)

それでも外観を観ただけでもその美しさはやはり訪れるべき建築だと思わせるには十分だった。

特に、モダニズム的な造形をしながら素材やディテールでより形を綺麗に見せつつ、ザハ・ハディドなど脱構築主義の建築とは全く異なるアプローチで新しい建築を作っているのは面白い。

それに、新しい建築とは言ってもどこか見たことがある、知っているような懐かしさを感じられる安堵感があった。

 

Therme Vals

ヴァルスの温泉施設

電話 : +41 58 713 20 00
URL : http://7132.com
住所 : 7132 Vals, Switzerland

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